12/4(金)名取市美田園第一仮設住宅にて「うたごえ喫茶」

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美田園第一仮設住宅に、前回お邪魔したのは2013年6月27日ですから、約2年半振りの訪問となりました。
あの時は、事情があって、2週間前にお伺いして「うたごえ喫茶」開催をお願いするという、信じられない厚かましさでしたが、T自治会長さんからは「いいよ」の一言を頂き、みなほっとしたのでした。

今回は、事前の打ち合わせの際に、T会長さんからいろんなお話を伺いました。住民の皆様の様子や、閖上の復興の状況、そして、会長さんご自身のお気持ちなど・・・ 住民の皆様の生活や心の安定を願って、必死に頑張って来られた会長さんのお話には、本当に心打たれ、涙が出て来ました。手強いという印象だった会長さんでしたが、どんな質問にも丁寧に優しくお答え頂きました。あっという間に2時間もの時間を頂いてしまい、疲れさせてしまったのではと、反省していたのでした。

復興状況が大きく動き始めている皆様でしたが、今回の「うたごえ喫茶」には、住民の方14人と職員の方2人が参加して下さり、団員11人と小林先生で、みんなで28人の楽しい「うたごえ喫茶」になりました。
打ち合わせの時に、私を知り合いのバンちゃんと勘違いされて手招きし、少しお話した方も、ちゃんと気にかけて、参加して下さいました。
また、団員の方も、忙しいうえにのどが痛いというごじゃさん、ソプラノ不足のところに白坂さん、そして、男声不足のところに育夫さんと、ありがた~い当日参加があり、感激でした。ほんとに皆さんありがとうございました!!

さて、「寒い朝」で始まった「うたごえ喫茶」、司会はまっちさん。「復興の進み具合などいろいろあって大変でしょうが、今日はひととき、楽しくお過ごし下さい。」と、あたたかく優しい進行です。脳を元気にするための4つのポイント(運動・食事・頭を使う・人との交流--ちょっとストレスがかかる位の方がいい-)もさりげなく紹介、塗り絵のすすめもありました。(わわわさんからは実物の紹介もありましたぁ~ 持ち歩いていたなんて、びっくりぽん!)
「手のひらを太陽に」(手話付き)、「いつでも夢を」「青い山脈」など、皆さんおなじみの懐かしのメロディーから、「ビリーブ」「花は咲く」まで、全部で18曲もの歌が流れました。
替え歌もありましたし、住民の方と一緒に歌い踊った「花笠音頭」「閖上大漁祝唄」もよかったです。楽しそうでした。また、「浜辺の歌」の一番をソロでを歌って下さった、ひょっとして参加者最高齢のKさんのお声がきれいでお上手なのに、大拍手でした。
団員による「閖上大漁祝唄」合唱曲も、ちょっと驚かれたようですが、喜んで頂きました。団員のもう一つの演奏曲は「おもいで岬」。「忘れられない、忘れられない・・・」の歌詞が心に染みたようだ、との感想もありました。
勿論、人気の出し物「ズンチャッタ・バンチャッタ」は大変好評でした。今回はニキさんとふくちゃん。曲の暖かさに、二人の歌のうまさと演技力、素敵でした。育夫さんもニコニコして見ていましたよ。さすがだわぁ~

今回は、住民の方の行事優先で、午後2時スタートという時間帯でしたが、参加者の皆さんには「楽しかった。また来てね~」という感想を頂戴しました。
参加の団員からも、「雰囲気がよかった」との感想がありました。開会してすぐ「前回は2013年6月に伺いました」との話がまっちさんからあったのですが、皆さんそれはあまり覚えておられないようで、実は昨年11月の日うた被災地企画の「うたう会」の方を覚えておられたようです。全国の皆さんの訪問がとても印象的だったようで、そのおかげで、今回の「うたごえ喫茶」も楽しく打ち解けて頂きました。
「あと3年か、10年になるか」と言われる名取市の復興。全国の皆さんが住民の皆さんの心にしっかりと残してくれた「支援・・・理解と暖かい支え」、地元の私たちが引き継がなければと改めて心に刻んだ次第です。
参加の住民の皆さん、助っ人の育夫さん、団員の皆さん、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。
伴奏に、歌の演奏助っ人に、楽器の運搬にと、頼りっぱなしの小林先生にも心からお礼を申し上げます。
本当にありがとうございました。          勝手に写真部長