12/10(火) 国府多賀城駅南仮設住宅でほっこり楽しい「うたごえ喫茶」!

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 師走に入り、何かと気ぜわしくなってきました。
 冷たい風が吹くと、被災地では、あの日のことが思い出され、体がぶるっと震えてきます。

 被災から1、000日を迎えて間もないこの日にお訪ねした仮設住宅での「うたごえ喫茶」は、いつもとちょっと違うものとなりました。
 JRの駅のすぐそばにある、いわゆる便利なところに位置する仮設住宅ですが、住民の皆さんのお気持ちは複雑です。「すでに、新しい生活をするために引っ越した人もいて、寂しくなった」と話される方、「待ちに待った復興住宅だけど、自分はあと3年は待たねばならない。ここで開き直って頑張るよ」と微笑まれる方・・・ 「あのときの凄まじい状況が浮かんで、以前家があったところにはとても戻れない」と語られる方・・・
本当に大変なことです。
 この日の参加者は、住民の方9人と社協の職員さん、そして、合唱団員8名と小林先生、合唱団の応援に来てくれたTさん、全部で20人でした。 
 参加者の中には、歌詞カードを家から持って来てリクエストされる方もありました。懐メロ歌謡曲のリクエストもあり、「大漁唄い込み」から、「花笠音頭」、大人も楽しい「きよしこの夜」のクリスマスソングと、バラエティーに富んでいました。団員のごじゃさんやふくちゃんも大活躍で、素敵でしたよ。
 そして、素晴らしかったよこちさんの司会! ただの「うたごえ喫茶」を越えた、「語らいの場」をつくってくれました。地元のことを良くご存じのよこちさんの引き出し力で、住民の方がいろんなことを話してくれました。休憩時に何人かで話す、というのではなく、みんなで話しを伺い、気持を寄せ合い、暖かい時間をともに過ごしました。参加者が少ないからこその「深いうたごえ喫茶」になりました。
 よこちさん、今回担当のメンバーの皆さん、そして、いろいろなリクエストに応えて下さった小林先生、本当にありがとうございました。 何より、住民の皆様、ご協力ありがとうございました!(勝手に写真部長)