5月6日(日)うえのかすみピアノリサイタル

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  私たち合唱団員は、いつも練習室の ピアノに向かう華純さんを見ています。
  時に、 急ぎ足で練習室に入ってきて、ささっと椅子に座り、肩や首を回したり、指を動かしたりの若干の柔軟体操をした後、さらさらと指が鍵盤の上を動き、音階練習が始まり、落ち着いたところで、その日の練習曲の伴奏が流れてきます。 
 休憩時間の時も、指は動いています。伴奏曲ではないピアノの名曲をさらっているときもあります。そんな時は、「何を弾いているのかな」と、おしゃべりをやめて、しばし、弾いている姿を見ています。
 笑顔もチャーミングな華純さんですが、大きい目をしっかりと開けて楽譜を見、小林先生の指揮をみている姿は、いつも真剣です。遊びながら笑いながら弾いているときもあるのでしょうが、私たちにとっての楽しみの練習の時間も、彼女にとっては、学びと鍛錬の場なのでしょう。 いつだったか、休憩時間に片手にドリンクやパンを持ち、もう一方の手でピアノを弾いているときもありました。きっとゆったりと食事をしている時間もなかったのでしょう。 
 もう一つ、いつも思っているのですが、私たちが新曲の指導を頂いたときの華純さんの伴奏です。小林先生のちょっと読みにくい手書きの、しかも難しい伴奏の楽譜を、たぶん華純さんもその時初めて手渡されるのでないでしょうか。それなのにすんごいんです!! 見事な初見伴奏!! 
ただものではないものをいつも感じていました。
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 そんな様子を見ていると、華純さんの日常を感じます。ピアノが大好きで、いつも体中にピアノが鳴り響いているみたいです。あの大きなグランドピアノから、ほっそりした指で、体中のエネルギーがほとばしるような強い音も、絞り出すような細い音も、踊るような軽やかさも、悩める深く重い音も、見事に引き出した華純さん、今回のコンサートの成功、本当におめでとうございました。
 華純さんのピアノコンサートは、 毎年のように企画されています。 場所は今回のようなホールでの場合と、「より身近に気楽に」とレストランでのティーコンサートだったり、ランチコンサートだったりと開催されてきました。いずれも小林先生解説付きで、とても充実した内容でした。
 今回も、華純さんの日々のピアノへの思いがあふれるような演奏で、素晴らしかったです。ショパンドビュッシーの名曲の数々、大いに堪能しました。小林先生作曲のデュエット曲もよかったです。
 私たち団員も、素晴らしい先生方にご指導いただけることに大きな喜びを感じますし、これからもどんどんコンサートを開催してくださるよう楽しみにしている次第です。
 最後に、にきさんはじめ応援団の皆様には、素晴らしい企画をありがとうございました。お疲れさまでした。
                                                           勝手に写真部長