9/3(土)名取市箱塚桜団地にて41回目の仮設住宅うたごえ喫茶

「みずほ教育福祉財団 第33回 老後を豊かにするボランティア活動資金助成事業(平成28年度)」
  お陰様で助成金を頂きました!!
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名取市の箱塚桜団地への3回目の訪問になった今回の歌声喫茶
私たち団員にとっては、ちょっと記念すべき取り組みでしたが、住民の皆様の笑顔と優しい気持ちに支えられて、とても楽しいものになりました。
団地」という名前を付けて、閖上の同じ地区で過ごしておられた方々が、あの日からの大変な日々を心を寄せ合って前向きに過ごして来られた仮設住宅。サークル活動も活発で、カラオケ・フラダンス・男子のお茶飲み会もあり、打ち合わせの日には、すでに仮設を出られた方も訪問していらして、和やかに談笑なさっていたとのことです。遅れていた閖上地区の復興住宅への入居も来年7月には始まることになり、先が見えてきて、この日は「これからは自分たちで助け合って頑張っていく」というお話も住民の方から伺いました。
私たちの以前の訪問のことも覚えておられ、今回も楽しみにしておられたとのことで、中には、早々と集会所の前で待ってて下さった方もおられ、とても嬉しく思いました。また、長いこと桜団地で相談員をしておられる服部さんには、住民の皆様への声がけや会の進行に大いにご協力を頂きました。本当にありがとうございました。
参加して頂いた住民の皆様は12人、団員は13人で、合計25人の歌声喫茶となりました。って、いつもご一緒頂いている小林先生は? と思われることでしょう。 実は、この日、先生には別のご予定がおありだったのです。それで、困ってしまったピアノ伴奏。『先生にご一緒頂いて素晴らしいピアノ伴奏音楽をお届けするのが、住民の方への一番の元気づけ』と考えている私たちですが、「しょうがない、今回はそうだ、あれで行きましょう」ということになり、即席の団員バンドを結成して伴奏することになったのでした。

団員のまいまいちゃんからお知らせを頂き、普及部長のドラちゃんが完璧な申請書を作成して応募した
「みずほ教育福祉財団 第33回 老後を豊かにするボランティア活動資金助成事業(平成28年度)」!!
なんと、見事に10万円の助成が決まり、小林先生のチョイスで、「キーボード、スピーカー等々一式」を購入し、それを使う日を待っていたのです。「使い初め披露」が、ご苦労頂いた小林先生でなかったのは、本当に申し訳ないことでしたが、今回のいつもとはちょっと違う取り組みもまた楽し・・・、という雰囲気で、歌声喫茶が無事終了したのは、嬉しいことでした。

そのキーボード担当がまわってきたのが、写真部長です。ずうっと前、まだあんまりピアノを習う人がいなかったころに習っていたというだけで、伴奏楽譜がコードというと青ざめてしまう状態。でも、バンドメンバーはKKさんとエグさんという大ベテランとのことで、これは余り悩まずとも「メロディー+ちょこっとコードでいいかも・・・」という甘い気持ちが一瞬涌いて、「いいよ」と言ってしまいました。これが間違いの元でしたね。 歌集には、ジャンルもいろいろ55曲の歌の歌詞が載っているのです。「いいよ」と軽々しく言ってしまったことを後悔しながらの当日になってしまったのでしたぁ。
賢すぎるキーボードの音の設定は、小林先生や他のメンバーにして頂き、諸々のコードの接続はカメラに覚えさせ、手作り卓上譜面台を持参しての参加でした。
何しろ一度も3人で合わせたことのないぶっつけ本番の急ごしらえのバンドでしたが、団員の皆さんの励ましと住民の皆様の暖かい応援に支えられました。本当にありがとうございました。

さて、「えっ、今日はいったいどうしたのよ?」という異変もありました。開会10分前に、支援員さんが団地内にアナウンスを流して下さり、トッシーさんとあきちゃんが呼び込みに回ったというのに、開会時間には誰もいらっしゃらないのでした。 
でも、こんな時でも司会経験の豊富な珍田さんは焦らず、「そのうちいらっしゃるから」と、3,4人のお客様が見えられたころから歌い始めました。「みかんの花咲く丘」「リンゴの歌」。
そして6人になったときに本格的にスタート~~ 

2時頃には11人(男性2人、女性9人)となりました。後で伺ったところによりますと、「運動会があったから」ということでした。行事が重なってお疲れだったでしょうに、訪問させて頂く者へお気遣い頂き、歌声喫茶にお出で頂いたこと、とても嬉しく思いました。
リクエストはたくさん頂き、終了予定時間が過ぎた後も、時間を延長してみんなで歌い続けたのでした。さらにもっと歌いたいというご希望もあったのですよ。
住民の皆様と団員との語らいの時間では、12月でこの団地から移られる方もいるし、最後まで桜団地に残る人もいるということで、皆様からは、不安や心のもやもやが話され、「寂しくなるから、合唱団の皆さん、また来年も来てね」とおっしゃる方もいらっしゃいました。勿論、私たちは「伺いますとも!」ですから、いつでも、ご連絡頂きたいと思います~~

さて、この日みんなで歌った歌は17曲。初参加の男性の方は、「北国の春」をリクエストして、マイクを使って歌って下さいました。とてもお上手で、皆さんからたくさんの拍手が贈られました。また、「大好きな曲なの」と「里の秋」をリクエストされる方や、思い出すことがおありなのでしょうか、涙ぐみながら「涙そうそう」を歌って下さる方もいらっしゃいました。また、手話をしながら「翼を下さい」を歌ったり、「どんぐり黄門」を歌ったりしました。なんと、この「黄門替え歌」を、皆様は余り驚くこともなくさら~りと歌われて・・・ そのわけは、「このあいだ老人会でやったのっさ!」ということでしたぁ。だいぶ広まっているようですから、そろそろ新ネタをさがさなくちゃねぇ~ 
団からは「おもいで岬」を太田さんのソロで演奏しました。今日の参加男性を真ん中にしての演奏、バランス的にも良かったですね~  この曲の伴奏は、あきちゃん~~ 小林先生手書きの楽譜は、ちょっと見づらいのですが、それよりなにより、あの伴奏を弾くのは超超超難しい~~。小林先生の伴奏に向き合える団員は、今はあきちゃんしかいませんねぇ。あきちゃんには頑張って頂きました。団員も安心して歌えましたね。本当にありがとうございました。これからも、あれやこれやとよろしくお願いしますね~~
そして、住民の皆様からの「閖上大漁祝い唄」の歌と踊りのご披露。皆様に教えて頂いたこの曲、小林先生に編曲して頂き、私たちの大切な自慢の持ち歌になっています。装飾音符みたいなところがなかなか難しいですが、みんな大好きな曲です。それの歌詞カードを支援員さんがコピーして下さいました。それを見ながらみんなで歌い踊り・・・、まさに一体感を味わえる嬉しいひとときでした。

もう一曲~~忘れちゃいけない 「いい湯だな~」の踊り~~ぃぃぃ!!!!
直美ちゃんの指導、浴衣を着た直美ちゃんとちゃまさんは色っぽくて、男性のみならず、女性参加者もみなどぎまぎ! さらに直美ちゃんの指導の楽しいこと、おもしろいこと!! 団員のなかで一番の都会育ちだというのに、
誰よりも見事なズーズー弁、「横浜っこ」なんて、誰も信じないぐらいの見事さでした。 みんな大喜び、大笑い!!!
直美ちゃん、素敵だなぁ! 私は、、帰りの車の中で、叫んでいましたわい!! 「直美ちゃんをここ宮城に連れてきたドラえもんさんに『乾杯~~』」と~~~

そして最後に、矢張り、超見事な、安心感のある、素晴らしい司会をして下さった珍田団長さんに、感謝です。
なにがあっても慌てず、住民の方の気持ちを引き出し、楽しい時間をリードして下さいました。本当にありがとうございました。

私たちにとって、ちょっと特別だったこの歌声喫茶では、合計20曲の歌が、会場に流れました。本当にありがとうございました。

今回の記事ですが、記録をお願いした道子さん、今回の担当だった大原さんより、早々と原稿を頂いておりました。 大原さん、支援員さん、写真部長の3人で撮った写真の編集も早々済ませておりました。 なのに、ぐずぐずとアップが遅れてしまいました。 自分の不十分な取り組みに反省することしきりで・・・、情けない限りで・・・、なかなかまとめられないでおりました。 お二人とも本当にごめんなさいね。   勝手に写真部長