第10回演奏会  ご協力、ご支援 ありがとうございました。

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電力ホールでの演奏会。あれから10日経ちました。遅くなってしまいましたが改めて団を代表し、団長より慎んでお礼申し上げます。



ロビーには開場前からたくさんのお客様が並び、団員はご協力いただいた多くのスタッフと共に緊張。観客席に絶え間なく入るお客様をステージ袖でお迎えしました。

いよいよ開幕。
第一部と二部は耳慣れた曲の中に込められた私たち仙台合唱団と団のヴォーカルグループ若星Z(わげすた~づ)のメッセージを。
第三部は震災の体験から生まれた創作曲を演奏。第三部の最後は宮城と山形のうたごえの仲間76名で三重苦にあえぐ被災地を思う作品「風よふるさとよ」を演奏。
第四部は心つなごう合唱団128名による感動の大合唱。「♪心つなごう」の曲は客席も一体となり、ホール中に暖かく響き渡りました。


満席(入場者952名)の観客は心で聴き、涙し、笑顔で帰られました。私たちの今回のテーマでもあった「心つなぎいのち輝かせてうたおう希望の歌を♪」があの日、電力ホールに集った観客・スタッフ・団員、1千名を超える仲間の心の中に深く深く刻みこまれました。


仮設住宅からは約60名の方がご招待に応じて来場していただき「元気ありがとう!! 仮設住民一同 応援しています!!」という横断幕を客席から高く掲げる場面があり、団員は涙の演奏となりました。


演奏会アンケートは400枚ものご協力をいただきました。「思い出し辛くなって泣いてしまったが、歌で励まされた。明日から元気を出していこうと思った」「合唱というものがこんなにも人の心を揺さぶるものだと初めて知った」「音楽会はたくさん聴いてきたが涙が出たのは初めて」など私たちが励まされる感想をたくさんお寄せいただきました。


観客席で応援いただいた皆様をはじめ、合同合唱団員、裏方、表方で頑張っていただいた約45名のスタッフの皆様、報道関係の皆様、物心両面で支えてくださったすべての皆様の心が本当につながった演奏会でした。
また仙台合唱団が今まで取り組んできた仮設住宅うたう会、震災創作詩への取り組み、たくさんのうたう仲間との大合唱。今後、団として目指すことが見えてきたと言える演奏会でもありました。これからもどうぞ見守っていただき、いつかまた皆様に演奏をお聴きいただけるよう精進して参りたいと思います。

この度は本当にありがとうございました。

仙台合唱団
団長 太田美佐子

※写真:第10回演奏会プログ