5/17(火)仙台市燕沢東復興住宅にて歌声喫茶開催

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震災復興支援活動の39回目の歌声喫茶は、仙台市宮城野区の「燕沢東復興住宅集会所」での開催でした。
復興住宅へは今までも2回訪問させて頂いておりますが、「クリスマス会のゲスト出演&うたう会」だったり、「秋祭りのステージ出演&うたう会」だったりと、復興住宅自治会さん主催の行事にお声を掛けて頂いての訪問でした。
でも今回は違います。仙台市社会福祉協議会のボランティア活動団体に登録したのですが、そちらからの初の依頼があっての訪問でした。ですから、すべて、仙台合唱団のやり方で、いつもの「仮設住宅歌声喫茶」の取り組みをさせて頂いたのでした。
事前の打ち合わせ訪問の時には、地区担当の司会議員さんや復興住宅自治会長さん、会計役員さんから、なかなか住民の皆さんが集まって交流する機会がなく、日中も出てくる人が少なくて・・・との悩みをお聞きしたとのことでした。
仙台市の街中から利府街道を走り、もう少しで四号線バイパスというところで左折、坂をのぼったところに七階建ての立派な復興住宅がありました。場所的には、便利がよさそうです。そのマンション風の建物の一階に集会所がありました。お住まいの一区画分が集会所に当てられているのでしょうか、無駄のない便利な設計だと思いましたが、集会所としては少し狭いようですし、天井が低くて、音の反響が強すぎるような気がしました。
参加者は数人かと心配されていたのですが、時間になると、続々とお客様がいらっしゃいました。住宅の自治会長さんは日頃の悩みと心配が一気にはじけたのでしょう。安心と嬉しさからぽろぽろと涙を流しておられました。
なんと20人の参加を頂き、団員8名と小林先生で、全部で29名の歌声喫茶となったのです。
お客様の中には、議員さんや、社会福祉協議会の職員さん、町内会の役員さんもいらっしゃったのですが、肝心の復興住宅の住民の皆さんは8人とのことでした。私たち団員としては、8名さんでも「わぁ~ ありがとうございます」というところですが、「ではどうして20人に?」と知りたくなります。そこに役員さん達の呼びかけがあったのです。団員のトコさん、実はここの地元の燕沢小学校創立当時の職員だったとのことです。町内会の行事案内の際、恩師の訪問だということを明記して回覧板を回されたとのことでした。懐かしいと誘い合って参加して下さった方々がいらしたのでした。まさにトコさん効果だったのです!! 凄い思いつき、凄い配慮、心優しい教え子さん達、そして今もなお「会いたい」と思うほど、トコさんは忘れられない先生だったんだと思いましたぁ。というわけで、そんな人情がしっかり生きている仙台市燕沢での集いでした。
さて、この日の司会はわわわさん。司会上手のベテランであり、その上なかなかの物知りさん。いつも何かしら新しいことを教えて下さいます。この日も何度かそういう場面がありました。いつもより男性の参加が多かったこの日の集まり、お客様からの反応もあり、話も弾みました。
わわわさんがプリントを準備して下さった「茶摘み」「雨降りおつきさん」などの唱歌からスタートし、いつもの歌集からリクエストを頂き、「雪の降る町を」「長崎の鐘」、最後は「花は咲く」と、16曲もの歌を歌いました。その中で、「ふるさと」の手話をやったり、「どんぐり黄門」をやったりと、いつものように楽しんで頂きました。実は、わわわさん、今日は大事な進行メモを家においてきてしまったとのこと。でも、小林先生との掛け合いも楽しく、そんなハプニングを全然感じさせない見事な進行でした。
団の演奏は「高原列車は行く」。そして、もう一つ忘れてはいけない恒例のお楽しみ出し物、「ズンチャッタ・バンチャッタ」なのですが、ズンちゃん役のNさんが風邪でダウン。相棒の太田さんが「小林先生に歌ってもらう・・・」と先生に持ちかけると??? たいていの希望には応えて下さる先生から「これはないでしょ!」と断られぇ、代わりに実現した素晴らしいひととき・・・太田さんのソロ演奏が入りました。「津軽のふるさと」「夜明けまで踊り明かそう」、アンコールに応えてみんなで「かわいいあの娘」!! ワンダフルでしたね。なんか、これもこれからのいい企画になりそうです。
終了後のミーティングには自治会長さんも入り、いろいろな問題点・ご苦労をお話頂きました。私たちの訪問がお役に立つのであれば、またお手伝いしたいという気持ちになりました。

後日、社会福祉協議会より、「好評だったので、7月に社協の広報で開催希望団体を募りますか?」とのお知らせがあったとか・・・ 喜んで頂き嬉しい限りですね。
  
以上、とんでもなく報告が遅れまして、ごめんなさい。
予想を越えた参加者に、慌てて追加のお菓子を買いに車を走らせた勝手に写真部長でした。