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昨年の８月２６日、できたばかりの美田園で、「皆さん、歌ってくださるかしら。私達、演奏したりしていいのかな？」と遠慮しながら、おそるおそるうたごえ喫茶をやったのを思い出します・・・
１２回目の「仙台合唱団支援仮設住宅うたごえ喫茶」は、久しぶりに仙台市で行いました。宮城野区の岡田西町公園にある仮設住宅です。
役員の方が事前にお声を掛けてくださっていましたが、若者団員のメガホン呼びかけで、さらに、お客様が増えました。大人３５人とかわいい赤ちゃんが一人です。合唱団員が１２名、そして小林先生ですから、全部で５０名ほどです。なかなかのものです。
打ち合わせにお伺いしたときに、「避難所から仮設住宅まで、大変な思いを共有してきたみんなと、これからも一緒に過ごしたい」と話しておられた役員さんたち。集会所に集まって仲良く針仕事をして来た女性のみなさん。外のベンチに暑苦しいくらいぎゅっと座って話し語りしていた数人の年配の方々。「いろんなボランティアの方が来てくれて嬉しい」と話してくれた方。明るく穏やかな雰囲気。きっと、みんなが声を掛け合って過ごしてこられたのだろうと思います。
男性の参加者はお一人でしたが、とてもいい声で歌っておられましたし、みなさんが楽しそうに、歌に、手話に、参加して下さいました。合唱団へのリクエストも出て、いつもより長い演奏時間でしたねぇ。最後の方は、リクエストの嵐で、次々と歌いかわし、ラストにその場にいた４人の男性が集まって「北国の春」を披露しました、と言いたいところですが、終わりを惜しむように全員での大合唱になりました。 そんな粋なことをやらせてしまった、司会初体験のドラちゃん。お見事でしたねぇ。ドラちゃんらしい、優しさと気遣いにあふれた司会でした。お疲れ様でした！ これで「新人」の頭文字は返上ですよぉ～（笑）
なお、この度、仮設住宅のうたごえ喫茶の参加者で、ご希望の方に、私達の演奏会にいらして頂く計画がまとまりました。なんと２１人もの希望がありました。今日のうたごえ喫茶を楽しんで頂けたからと思います。嬉しいですねぇ。
また、今日は、大崎市のＦちゃんのお友達から、お土産にアイガモ農法で作られた米や、野菜が提供されました。本当に、ありがとうございました。三本木の道の駅に出店なさっているとか。今度近くを通った時は、是非お寄りしなければ、と思っています。
最後に、今回、少しですが、団員の協力で、日常の消耗品、小物、雑貨、布地、衣類などの支援物資をお持ちしました。全部受け取って頂けました。「どんなものでも嬉しい、助かる」とおっしゃる住民の方。明るく元気になったように思われる被災地ですが、現実は厳しく、まだまだなのだと、実感しました。
今日の写真は、いつも宮城野区での支援活動に頑張っておられる元団員の高見さんに撮っていただきました。高見さんの紹介があっての今日の嬉しいうたごえ喫茶です。ありがとうございました。小林先生の素敵なピアノもありがとうございました。参加の住民の皆さん、団員のみんなにも、心から感謝します。勝手に写真部長
