3/19(水) 若林区七郷中央公園仮設住宅にて27回目のうたごえ喫茶

イメージ 1
 大震災より3年が過ぎ、このところテレビでも被災地関係の番組がたくさん流れました。震災からずっと、週に一回お昼に放送されているNHKの「被災地からの声」。2週間ほど前に、七郷中央公園仮設住宅の皆様が取材に応じていらっしゃいました。そのことを、休憩時間にお話ししたら、取材に応えられたお一人は「津波で何にもなくなってね。NHKさんに取材のDVDを記念にもらったから、それを遺品にしてね、と、家族にかだってんのよ。それからTVを観たという遠くの親戚からも電話が来たしね、嬉しかった・・・」とおっしゃっていました。
 転居した方も多く、今やこちらの住民の方は約半分になりました。「ばらばらになる前にもう一度来て」とだいぶ前からお声を掛けて頂いていたのに、お待たせお待たせしてのようやくの訪問でした。でも、お彼岸のお参りに出かけられる方も多く、いつもより寂しいような感じがしました。住民の方9人に、合唱団員13名、そして小林先生でした。あっ、それからタイミングよく「キャンキャン」と吠える仮設住宅のアイドル犬マメジローもいましたけどねぇ。しかし結果として少人数だからこその和やかであったかいうたごえ喫茶になりました。
 司会は和田さん、自然体で、会場の雰囲気を読み、参加者の一言を拾い上げて、上手に楽しく進めて行かれました。「春の歌」を取り上げたいと、ご自身で歌詞ビラを作って、進行の準備をされました。その結果、住民の方に「いいね、今やあまり歌うことがなくなったこういう懐かしい曲をいっぱい歌って楽しい」と感想を頂きました。和田さんの楽しい進行は、話題や歌喫経験が豊富なだけでなく、今回のための丁寧な準備があってのことと思いました。
 団演奏は「おもいで岬」。聴きながら涙ぐんでおられる方もいたのですが、「懐かしい、上手だ」と感想を頂戴しました。後半は、名人級の住民の方の「大漁唄い込み」の踊りに大感激しましたし、なんと、加山雄三の「旅人を」をマメジロウパパさんがソロし、団員のバックコーラスが自然にしっかり入り、ハイカラなコーラスになった時は、皆で拍手喝采でした。みな笑ってましたねぇ。素敵でした。
 唱歌、民謡、歌謡曲・・・自分の大好きな歌を歌って、そばにはリズムを取ったり、歌詞を小さく読んだり、コーヒーやお菓子を勧める団員がいて。。。 
 団員は、住民の皆さんが抱えておられる日々の生活に耳を傾けて・・・  
 本当に良い会だったと思います。
 今回は、団員のしゅんさん・みち子さ・おおたさんのお母様がた手作りのアクリルたわしと、ごじゃさんのブログのお友達 m's garden さんから頂いた「花のカード」をお土産にお渡しし、とても喜んで頂きました。皆様ご支援本当にありがとうございました。
最後になりましたが、とてもお忙しい中、お付き合い頂いた小林先生、ありがとうございました。
またもや長々の記事でゴメンなさいでした。  勝手に写真部長