震災後の仮設住宅等のお住まいから新しい市営住宅に引っ越して再出発なさったものの、住民の皆様のつながりを作るのにご苦労なさっておられた皆様です。 昨年お伺いさせて頂いた団員も、「その後、どうしていらっしゃるかしらね～ またお声がかかったら、必ず伺うべしね～」とずっと心配しておりました。 演奏会準備のために半年ほど支援活動をお休みしており、皆様にはすっかりお待たせしましたが、終了後の最初の復興住宅訪問として、ちょっとドキドキ緊張しながらお伺いした次第でした。
でも、じぇ～んじぇ～～ん、心配いりませんでしたぁ。
自治会役員の清野さんや、協力的な住民の皆さんの頑張りのお陰で、集会所を利用しての行事も多くなり、毎日のように行事が入る週もあるとのこと。 集会所に集まって、みんなで何かをするのを楽しんでおられるように感じましたし、お互いを思いやって助け合ってお過ごしでいらっしゃると感じました。
清野さんには、今回も大変お世話になりました。なんと、自らポスターやチラシを作って下さり、自治会の皆様だけでなく、隣の燕沢東部町内会の皆様にも、声を掛けて下さったのです。本当にありがとうございました。
さらに、住民の皆様は、集会所の会場準備や、喫茶の用意を手伝って下さいました。 また、いつもは、お持ちしたお茶菓子は紙ナプキンに載せてお出しするのですが、 「これを使って下さい～」と出されたのが見事な折り紙の菓子皿。皆さんで作られたのでしょうか、器用でいらっしゃる～～ 笹舟のようなその手作りの菓子皿に盛ると、わずかばかりのお菓子も（今日はたまたまいつもより充実していたかもですが。。。）、美味しそうなお茶菓子に見えるのでしたょ～～ 住民の皆様のいろんな気遣いに、「今日のこの会を、本当に楽しみにして下さっていたのだ」と、こちらが嬉しくなった次第です。
お集まり頂いた皆様は、住民の方25人と、社会福祉関係の方や、ボランティアセンターの方、実習している学生さんなど4人、小林先生、団員9人で、合計39人でした。 集会所が一杯になり、とても嬉しい限りでした。
燕沢東地区につながりのある大原さんの司会で、季節の歌「夏の思い出」でスタート。 なんかいつもと違うと思うと、前にお座りの方々が、モニターテレビを見て歌っていらっしゃいました。「これがあると、みんな顔を上げて歌えるのでいいね」と思っていたのですが、ホントですね～ ニキさんがいつも持っている「アイパッド」がいかに便利か分かりましたねぇ。 会場によりますが、これからも使えるといいですねぇ。
楽しく順調に「うたごえ喫茶」は進みましたが、それも、皆さんの協力があってのことだと感じました。
生き生き体操の指導をしておられる方がいらっしゃり、その教室に通っておられる方もいらして、ちょっとした体操をしながら「たなばたさま」を歌ったり、また、「北国の春」も同じ様に体操をつけて頂くなど、皆さんが喜んで下さるような指導をして下さいました。
司会の大原さんの指導で、「いい湯だな」の踊りもありましたので、体をたくさん動かせてよかったと思いますねぇ。
合唱団の演奏曲は、「紙飛行機（手話付き）」と、息もぴったり、ニキさんと太田さんの「ズンバン」を、予定通りに演奏しましたが、なんとなんと、他にリクエストがあり、前回大好評だった太田さんの「夜明けまで踊りたい」、さらに「民謡メドレー」を演奏することに・・・ いやいや「民謡メドレー」などは、あまりの不揃い振りに歌い直ししたりして、てんやわんや!!! ということもありましたが、この日取り上げた歌は全部で２１曲でした。
さらに大原さんの燕沢の歴史談話も入って、皆してわいわい、お客様にもいろいろ教えて頂きました。
もう一つ、素晴らしい出会いがありました。合唱団ＯＧの方が参加して下さっていたのです。５期生団員さんの峰岸さんです（字が間違っていたらごめんなさいね）。きれいなお声で「学生時代」を歌って下さいました。
でも、どうやら、てんやわんやながらも和気藹々の今回の「うたごえ喫茶」は、とても喜んで頂けたようです。終了後のミーティングには、お世話をして下さった皆様も出て下さり、いろんなお話を伺うことができました。こんなふうになごやかにスムーズに過ごせたのも、事前の打ち合わせ訪問の際に、普段の様子とか、いろんな指導をして頂ける方の情報とかを窺っていたからだと思います。
また、暖かい雰囲気で友達みたいに感じたというお声、毎月でも訪問してほしい、というお声が聞かれました。
気持ちが一つになってとても楽しく、つながりを感じた今回の訪問から19日目、7月2日（日）のギャラリーホールでの合唱団の歌声喫茶には、協力して下さった住民の方が、一テーブルに座りきれないほどの団体様でお出で下さいました。嬉しいですねぇ。本当にありがとうございました。 勝手に写真部長
