2016/1/19(火)あすと長町仮設住宅にて ほんわか楽しいうたごえ喫茶

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37回目の「仮設住宅うたごえ喫茶」は、仙台市太白区のあすと長町仮設住宅集会所での開催となりました。
仙台市仮設住宅の供与はこの3月で一応終わりになるということですが、復興公営住宅等も全て完成しているわけではなく、今後の生活について不安を抱える人が多いのが現実です。
今回は、尚絅大学生涯学習のボランティアリーダーをしておられる方からの要請で訪問することになりました。
あすと長町仮設住宅は233戸という仙台市で一番大きい仮設住宅でしたが、現在は40世帯ほどがお住まいとのことでした。今回も仮設住宅にお住まいの方の他、すでに近くの復興住宅に引っ越された方々が参加して下さいました。参加者は被災者の方10人、職員の方1人、小林先生、団員11人で、合計23人のうたごえ喫茶になりました。
皆さんのお話では、復興住宅に移られたのは嬉しいことだけれども、重いドアを開けて外に出でみんなと話をする回数も少なくなり、意識的に外に出て交流しないと、閉じこもりがちになるし、大変な事態につながりかねない、ということでした。お世話役の方は、尚絅大学の先生の講義を受けて、お互いをサポートする学習をしておられるとのこと、「難しい話で大変!! 『講義などから離れている私たち向きにわかりやすく話してね~』と、先生にお願いするの・・・」と話しておられました。 本当に素晴らしい方々だなぁと思いました。

さて、今回の歌声喫茶の司会はなおみちゃん。普段から面倒見がよくて奉仕的。おまけに猫グッズを作ったり、自家製野菜、美味しい干し柿~~!!などの提供で、団員を喜ばせ、かつ団財政に大いに貢献している肝っ玉母さん。筆者も感心尊敬するなおみちゃんのあったかい人柄が、場の空気を和やかにしました。おまけにいつも集まっている住民の皆さんたちの乗りの良さに助けられて、言葉のやりとりも楽しい集いになりました。

青い山脈」で爽やかにオープニング。続いて「年の始めのためしとて・・・」から、ニキさんの獅子舞。見事な獅子頭さばきで、住民の方の頭を「がぶりがぶり」。なんだか子供の頃を思い出しました。
もっともニキさんは「体力的に大変~~」だったようで、若者の後継者養成を希望していましたよ。
さらに「たこたこ上がれ・・・」から、正月遊びの話題、そして「『お手玉の歌』を知りたい」との、住民の皆さんへの投げかけもあり、いっぺんに場がなごんでいきました。
手遊びの「お正月の餅つき」はいつものパターンと指版~~、おまけに遊び方のプリントまで準備してくれました。何気ないようで、しっかりと準備された進行。本当にありがとうございました。

小林先生には、「りんごの唄」の時に「小林先生も歌って~」という声が住民の方から上がりました。
先生は、「俺は歌ではなく顔で勝負する」と笑わせると、「ファン一杯いるのよ」と司会者。「じゃぁ、や~めた」と住民の方。
住民の皆さんの気さくな乗りの良さもありますが、小林先生をここまで巻き込んでのやりとりは、団のいつもの練習のようでしたよ。
また、「雪の降る町を」では、ショパンピアノ曲の中に「雪の降る町を」のフレーズがあるとのことで
弾いて下さったりと、なかなかの充実振りでした。

住民の皆さんからは、フラダンスの披露がありました。どこか色っぽい振りもあったりして、みんな感激、喜んでいましたね。

「はらくっつい」とかの方言話でわいた後は、団演奏の踊り付き「どっこいしょ節」。
そして、ニキさんと知子さんが手をつないで登場して「ズンチャッタ バンチャッタ」。今日は何日? 何曜日? 総理大臣誰? というなんだか試しのようなやりとりや、世相反映のようなやりとりありで、見事でした。

会の最後は、「ビリーブ」から「四季の歌」。「ビリーブ」は一部分が合唱になり、ハモりましたぁ。

終了後のミーティングでも、この楽しい雰囲気から、これからの出し物にも工夫が必要だねぇ、等の話が出ました。
今回会場に流れた曲は全部で14曲。ちょっと少なめですが、楽しいやりとりが何より素晴らしかったです~

また、六郷から参加の、合唱団の「市民歌声喫茶」参加者のMさんも、「楽しくて嬉しくて」とこちらでも喜んで下さいました。どうぞまたお出で下さいね~。

最後に、参加して下さった住民の皆様、小林先生、団員の皆さん、本当にありがとうございました。
担当のドラちゃんにもお疲れさまでした。
書き出すとながながと止まらなくなる勝手に写真部長ですが、記事の投稿が遅くなってごめんなさいでした。