あすと長町仮設住宅うたごえ喫茶 みんなめろめろ「大きな栗の木の下で」

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 演奏会に向けて忙しくなってきている中での、中二日おいての15回目の仮設住宅うたごえ喫茶は、結構きついものがありました。でも、やって見ればまたもや新しい楽しみやら気付きがありました。
 
 ほぼ一年前、同じ仮設住宅で呼び込みにまわったとき、お声を掛けようとして、つい遠慮してしまうことがありました。でも、今日は、ぜ~んぜん、大丈夫でしたょ。
 「みんなで一緒に歌う会ですよ~」
 「えっ、うだ? 私がうだったりしたら、ほれ、入れ歯外れて落ちるよぉ」
 「大丈夫だぁ。拾ってあげるからぁ」
 「アハハ」
なんてやりとりもさらりと出た呼び込みでした。が、実際は、今までより厳しい現実が待っているようだと、団員は皆感じてきました。
私達の後の行事は、これからの住まいについての話しあいのようでしたから。
 
 「今日の皆さん、行事に慣れていて、乗りがいい」と言っていた司会のニキさん。そういう雰囲気を引き出したのは、すでにプロの域に入っている、その司会術によるものでした。自然体のようでいて緻密に気配りされた進行に、皆さんはゆったりと時間を預けておられました。
 嬉しいことに、未来を感じさせる中学生の参加がありましたよ。前に立って「ビリーブ」を熱唱。この素直さに皆感激!
 さらに皆をめろめろにしたのは、団員のお孫ちゃんの参加!かわゆいったらないのです。お孫ちゃんを喜ばせようと「大きな栗の木の下で」をみんなで踊りながら歌ってあげたのでしたぁ。勿論満足したのは、ばあちゃん達。ばあちゃん達はみなだっこしたくてチャンスをねらっているのでしたが、さっと独り占めしたのは、真面目に歌っているときには想像できない優ジイぶりを発揮した団員でしたぁ。
 また、参加した住民のKさんから差し入れを頂戴しました。
 というように、いつもとちょこっと違う仮設住宅うたごえ喫茶でした。
 
 こんないい会になったのも、プロジェクト南組(勝手に命名しました)3人の努力があったからですねぇ。社協への申し込みからご苦労いただいたのですが、打ち合わせに行ったところ、「歌う行事には参加者が少ないよ」とのお話しを受け、「こりゃ、大変、何とかしなくちゃ」と、口コミ宣伝やチラシの内容の工夫に頑張られました。
 その甲斐あって、住民の方20人と職員さん、地元のかわら版の記者さんが参加され、団員15名と小林先生も入り、たくさんの人の集う会になりました。よかったですねぇ。
 そして、ふくちゃんには、今回もお土産の野菜の手配、ありがとうございました。佐々木さんにも、お米ありがとうございました。皆さん、とっても喜んでおられましたからね~
 ただ、反省もありましたよ。踊りながら歌う「どっこいしょ節」で、歌詞の間違いがぁぁぁ。次回からはちゃんと予習すべし、とそれぞれが自分に命じたのでした。
 今日も、写真は合唱団の報道カメラマンのどらえもんさんが撮ってくれました。部長はらくちんで、嬉しい限りでーす。 ありがとうございました。 勝手に写真部長